構造実験室

多点動的構造物試験機の概要

本装置は反力床・反力壁・反力鉄骨フレームに定着したサーボパルサ型アクチュエータによって、実大に近い構造物ならびに構造部材に、圧縮・引張・曲げ・せん断・捩りを伴う複合荷重を載荷し、構造物の弾塑性挙動を調べるための装置である。

載荷試験の対象構造物は、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鋼管コンクリート造・木造・組積造などで、中心圧縮を受ける柱や曲げを受けるはりなどの単純荷重載荷試験や、圧縮軸力と水平力を受ける柱、壁や平面骨組、圧縮軸力と2方向水平力を受ける柱、壁や立体骨組などの複合荷重載荷試験によって得られた結果は、構造物の弾塑性挙動の分析に用いられる。

多点動的構造試験機の構成

  • 反力床(幅7.0m、長さ5.5m、厚さ1.2mで中央鉛直加力能力200tonf)
  • 反力壁(幅7.0m、高さ5.0m、厚さ1.2mで上部水平加力能力100tonf)
  • サーボパルサ型アクチュエータ一式
    • 動的±50kN、静的±75kN、±50mm、50cm/sec
    • 動的±200kN、静的±300kN、±150mm
    • 静的圧縮500kN、引張300kN、300mm
    • 静的圧縮1000kN、引張600kN、400mm
    • 油圧装置(140リットル/min)
    • 制御装置3台・パソコン
    • 反力鉄骨フレーム(最大有効寸法)
      • 垂直1000kN載荷試験:4000mm(H)
      • 垂直500kN水平動的±200kN負荷試験(パンタグラフ式):2600mm(W)×2600mm(H)
  • 2000kN万能試験機

    200kN木材万能試験機

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